売るよりも売れること

先日ニュースを見ていると、地球温暖化の影響なのか、
某所でハリセンボンが異常発生しているとのこと。

ハリセンボンは、身の部分が少ないので、食用には適さなく、
しかも、釣り上げた時に他の魚を傷つけるのでかなり迷惑な被害が出ているそうです。
ただ、それを逆手にとって町おこしをしようと、ハリセンボンを膨らませ、
ちょうちんのようにしてインテリアの飾りとして販売しているとか…。

苦境をビジネスに転換する発想は、すごく良いことです。

しかし、インタビューアが「売れてますか？」と訊ねると、
「い、いや…。予想どおりには…」と浮かない返事が帰ってきました。
残念ながら、その発想には大きな落とし穴がありました。

木彫りの熊が売れた時代ならともかく、実用性もなければ、希少性もない。
話題性で一時売れたとしても、リピート性がない。
何よりも、��売る�≠ｱとばかりを優先して考え、��買い手�≠ﾌことが後付なのが寂しいですよね。

売ることより売れる事。

必要性だったり、その商品やサービスを通じて、どう買い手がハッピーになれるか？

モノあまりの時代だから、ニーズ（必要性）は、なくても商品は売れますが、
せめて買ったあと、どうなるかまで考えることは、とても重要なことだと思います。